35.7度の厭世観

さまよってたら、はてな村に迷い込みました。

スタジアムのゴミ収集ボランティアはいなくなって欲しい

 今回はブラジルの地で行われたゴミ回収のボランティアが表彰されたとか。それはそれで素晴らしいことですが、別に考えるべきことがあるのではないかと。

 

 

 

ゴミ収集のボランティアはJリーグでも行われていて、ボランティアの行為そのものは素晴らしいことですが、この状況は褒められるのではなく、ゴミ拾いのボランティアをしなければならない状況に嘆くべきだと思うのです。

 

各所の競技場を回っているわけではないので、個人的に知る範囲になりますが、自分が行くJリーグの試合では試合が終わるとゲートの入り口、コンコースに多くのボランティアがいて観客のゴミを回収しているという、観客にとって非常にありがたい仕組みが整っています。にも関わらず、スタジアムの座席には少なからずゴミが散乱していることがいつもの姿で、別の座席のゴミを収集するボランティアがそのゴミを拾って回っています。たかだか30秒程度、しかも帰る道すがらにゴミを持っていくこともできない人たちが多いのかと残念に思います。

 

しかも、ホーム側の席ですら同じように食べ物の容器などのゴミが捨てられています。彼らが、なぜ「ホーム」にゴミを捨てられるのか、なぜ応援しているクラブに迷惑をかける行為をできるのか不思議です。

 

自分はボランティアに参加しているわけではなく、座っていた席のまわりにゴミがあれば一緒に捨てるぐらいしかしていないので、あまり偉そうなことは言えないですが、「日本人すごい」と言って喜んでいる人たちには、平気でゴミを捨ている日本人がいることも一緒に認識して欲しいですし、「ゴミ拾いの起源」で他の国を揶揄する前に、ゴミ拾いのボランティアが必要なくなる世の中になってほしいなと思うわけです。